遊びで楽しく能力アップ!まねっこ遊び

子どもたちは、まねっこ遊びが大好き!今回は、特別な準備をしなくても、すぐに遊べる“まねっこ遊び”のアイデアを紹介します。親子で身体を動かしながら、楽しく遊んでみてください。

まねっこで、想像力やコミュニケーション能力を育てよう

 誰かの動きを見ながら、同じような動作を行なうまねっこ遊びは、実はとても高度な技術をともなう遊び。相手の動作や表情を読み取る観察力、細かな動きの違いを見極める弁別力、自分の身体をコントロールする運動調整力など、さまざまな力が問われます。
 まねっこをしたり、されたりする楽しさは、「人とコミュニケーションを取りながら、遊びたい」という意欲を高めます。はじめはわかりやすく、まねしやすい動きから。子どもの様子を見ながら、だんだんと難しい動きにも挑戦してみましょう。手拍子やかけ声、軽快なリズムの音楽など、自然と身体を動かしたくなる演出があれば、より盛り上がりますね。
 慣れてきたら、子どもにポーズを考えさせ、親がそのまねをしてみましょう。思いがけないおもしろい動きもあるかもしれません。想像力を広げながら、さまざまなポーズを楽しんでみてください。

よく見てまねよう! パンパンポーズ

パンパンと両手を2回たたいたあと、リーダーが作ったポーズをまねします。まねができたら、再び両手をたたいて新しいポーズに。はじめは親がリーダーを担当し、お手本を見せてあげましょう。慣れてきたら、リーダーを交代。「片足立ち」などバランスが取りにくいポーズにもチャレンジ!

まねっこ遊びアイデア集  動物大行進!

前後に並び、前のリーダーの動きをまねして歩く遊びです。歩いていく途中でいろいろな動物に変身するので、動きをしっかり見ながらついていかなければなりません。

◆へびさん歩き
腹這いになって、手や足の力を使って、前に進みます。

◆犬さん歩き
膝をついて四つん這いになりながら、前に歩きます。

◆ひよこさん歩き
手を後ろに伸ばしてしゃがみ、その姿勢のまま足を前に出して歩きます。

◆お馬さんスキップ
左右の足で交互に飛び跳ね、リズミカルにスキップをします。

じゃんけんで変身!

じゃんけんで相手に勝つごとに、「へび」→「犬」→「ひよこ」→「人間」と変身する遊びです。最初に「人間」に変身できた人が勝ち。

「へびさん歩き」でスタートし、親子でじゃんけんを。相手に勝つごとに、次の動物に変身します。
※各動物の動き方は、上記の「動物大行進」を参考にしてください。

☆月刊誌『灯台』2017年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載