「お正月遊び」を手作りで楽しもう!

家族や親族が勢ぞろいするお正月。子、親、祖父母……、世代を超えて楽しめる日本の伝統的な遊びで一緒に盛り上がりませんか?

簡単&楽しい! お正月遊び あれこれ

遊びを通して知恵や心の発育を促す日本の伝統遊び。遊具をみんなで一緒に手作りすれば、楽しさもひとしおです。

ー相談しながら作るのが楽しい!ー
◆オリジナルかるた

〈材料〉 
ボール紙(A3サイズを4枚)、カッター、定規、カラーフェルトペン
〈作り方〉 
①ボール紙をカッターで裁断し、100枚(読み札50枚・取り札50枚)の札を作る。※A3サイズのボール紙を縦4等分、横7等分に切ると、縦7.4㎝×横6㎝の札が28枚作れる。
②読み札には50音から始まる言葉や文章を、取り札にはそれに対応する文字や絵を書く。
【ポイント】
 50音順に頭文字で思いついたものをみんなで挙げて、相談しながら、札に書く言葉や絵を決めましょう。


ー子どもの将来が見えてくる!?ー
◆人生すごろく

〈材料〉 
厚紙(A3サイズを2枚)、セロハンテープ、カラーフェルトペン、サイコロ、コマ(ペットボトルのフタなど)
〈作り方〉 
①厚紙2枚をつなぎ合わせて、A2サイズの台紙を作る。
②①の台紙に0から100までのマス目と数字をペンで書く。
③書いた数字を年齢として、マス目に人生のイベントをペンで書き込む。
【ポイント】
 サイコロを振って出た数だけコマを進め、マス目の年齢やイベントを話題にして楽しみましょう。


ー小さな子どもも楽しめる!ー
◆似顔絵で福笑い

〈材料〉 
厚紙(A4サイズ以上を2枚)、はさみ、カラーフェルトペン、目隠し(大きいハンカチなど)
〈作り方〉 
①誰の顔で福笑いを作るか決める。
②①で決めた人の顔に似せて、厚紙の1枚に顔の輪郭と髪の毛を描く。
③もう1枚の厚紙に眉毛、耳、目、鼻、口のパーツを描き、はさみで切り取る。
【ポイント】 顔写真を大きくプリントして、眉毛などのパーツだけ切り抜いても盛り上がります。


ー自分好みの色で彩ろう!ー
◆カラフルこま

〈材料〉 
厚紙、コンパス、はさみ、安全ピン、カラーフェルトペン、楊枝、木工用ボンド
〈作り方〉 
①厚紙にコンパスで円を描き、はさみで切り取る。
※コンパスがない場合は、円形のもの(コップの底、フタなど)を用いて円を描いてもOK。
②円の中心に安全ピンで小さな穴をあける。
③好みの色で塗る。
④中心の穴に楊枝を刺し(尖ったほうが下)、抜けないよう木工用ボンドで固定する。
【ポイント】
 色の塗り方で、こまが回ったときの模様が変わります。こまの周りをギザギザに切ってもおもしろいでしょう。


ー簡単なのに空高く揚がる!ー
◆ビニール凧

〈材料〉 
ビニール(縦40㎝×横50㎝)、竹ひご(直径3㎜・長さ40㎝)2本、セロハンテープ、ビニールテープ、凧糸、スズランテープ(50㎝程度を2本)、油性カラーフェルトペン
〈作り方〉 
①ビニールを下図(左)の通りに裁断し、油性カラーフェルトペンで絵を描く。
②竹ひごを縦にのせてセロハンテープで固定する。
③下図(右)を参考に、ビニールの両端の角にビニールテープを貼り付けて補強し、凧糸を通す穴をあける。
④両方の穴に凧糸(1m)の両端を通して結び、固定する。凧糸の真ん中に結んで輪を作る。
⑤スズランテープをセロハンテープで貼り付けて、尾を作る。
⑥凧糸を④で作った輪に結ぶ。
【ポイント】
 寸法を守ること。また尾のテープは必ず付けましょう(凧が安定します)。


☆月刊誌『灯台』2014年1月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載