思い出をたくさん残そう!子どもを上手に写すスマホ撮影術

いつでも持ち歩けるスマホ(スマートフォン)のカメラは、子どもの写真を撮るのにとても便利。手軽に撮影できる分、イメージ通りの写真が撮れないのは仕方がないことと諦めてはいませんか? でも実は、ちょっとしたコツをおさえるだけで、スマホでも十分にすてきな写真が撮れるのです!

撮影のコツをつかんで何気ない日常を、宝物の瞬間に!

 思い立ったときにすぐに撮影できて、シャッターチャンスを逃さないスマホのカメラ。でも、せっかく子どもの可愛い表情を撮影したのに、なかなかイメージ通りにならないと感じたことはありませんか。
 実は、スマホのカメラは、いまやコンパクトデジカメと遜色ないほどの性能を持っています。日常の様子を記録するスナップ写真であれば、スマホに適した撮影方法で撮影することで、誰でもキレイな写真が撮れるはず。そこでまずは、スマホカメラの使い方の基本をおさえておきましょう。
 また、撮影時のちょっとした心がけで、子どものイキイキとした表情や、ダイナミックな動きのある瞬間も、ぐっと捉えやすくなります。撮影のコツをつかんで、日々成長する子どもたちの写真をすてきに可愛く残しましょう!

※ここで紹介した機能が標準で搭載されていないスマホのカメラもありますので、ご了承ください。

スマホ撮影の基本

スマホカメラには、コンパクトデジカメとは異なる撮影のコツがあります。まずは、その基本をチェックしてみましょう。

◆正しい持ち方で手ぶれを防止
脇を締めて両手でスマホを抱えながら、親指でシャッターを押しましょう。

◆ズームとフラッシュはなるべく使わない
ズーム機能を使うと画質が粗くなりがちです。不自然な色になりやすいフラッシュも避けるのが無難でしょう。

◆できるだけ明るい場所で撮影を
薄暗い環境で撮影するのは、スマホカメラの苦手とするところ。光が注ぐ窓辺など、日中の自然光のもとで撮影しましょう。

子どもの表情を可愛く写す! スマホカメラの撮影のポイント

●撮影前に、ピントタッチ!

多くのスマホのカメラは、タップした場所にピントを合わせると同時に、最適な明るさで撮れるように光の調整をしてくれます。この機能を使えば、子どもの顔に焦点が合ったキレイな写真を簡単に撮影することが可能。また、暗さが気になる場合、暗い部分をタップすると、たとえ逆光であっても顔が暗くならず、明るく撮影できる機種もあります。

●子どもの目線にカメラを合わせる

大人が立ったまま撮影すると、子どもを上から見下ろす構図になりがち。膝を曲げてしゃがんで、子どもの目線と同じか、少し下から撮影すると、表情がより引き立つ躍動感のある写真が撮影できます。

●話しかけながら楽しく撮影

「ハイ、チーズ!」でポーズをとって撮影した写真は、どれも同じような表情に……。目を合わせて話しかけながら撮影すると、子どもの自然な笑顔を引き出すことができます。また、遊びに夢中になっているときや、リラックスしているときの自然な表情を狙ってそっと撮影すると、その子らしい素敵な表情が残せます。

●動き回る子どもは連写でキャッチ

動き回る子どもの一瞬の表情をじっくり撮るのは難しいもの。そんなときには、連写モードがおすすめです。短い時間に連続で何枚も撮影できるので、その中から最もよい1枚を選ぶことが可能です。

●構図を工夫してすてきな写真に

子どもの顔を真ん中にして撮ると、ワンパターンな写真になりがち。真ん中からちょっとずらし、上下左右に余白を持たせるなど構図を工夫して撮影すると、いつもとはイメージの違うすてきな写真が撮影できます。

●思い出を一緒に撮影

子どもの表情だけではなく、お気に入りのおもちゃや洋服、風景など、場面がわかる写真を一緒に撮影しておくと、後から見返したときの思い出になります。また、撮影者であるパパやママが一緒に写っている写真も、ぜひ残しておきましょう。

☆月刊誌『灯台』2017年8月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載