初めての出産準備 失敗しないベビー用品の選び方

1人目の出産で、多くの人が頭を悩ませるのがベビー用品選び。「せっかく買ったのに使わなかった」などということにならないよう、賢い選び方のポイントを紹介します。

必要な時期に実際に試してから購入を考えてもいいでしょう

 初めての出産の場合、生まれる前にベビー用品を一通り用意しがちですが、生後すぐに必要なもの(最低限の肌着や衣服、オムツやおしり拭き、ガーゼなど)以外は、しばらくの間、赤ちゃんと毎日を過ごす中で、本当に必要かどうかを見極めてから用意しても遅くはありません。ベビー用品の活躍度合いは、赤ちゃんの性格や家庭の生活スタイル、住環境、移動手段などによって変わります。抱っこひもやベビーカーは人によって使用する目的や頻度も異なりますし、赤ちゃんによっては形に好き嫌いがある場合も。使用する時期に、実際に試してから購入を考えてもいいでしょう。

短期間しか使わないものはレンタル利用も賢い選択

 使用期間が短いもの、便利そうだけれど高価なもの、保管する場所が必要なものなどは、レンタルを利用するのも賢い選択。短期間の使用であれば購入するよりも割安な場合も。高いお金を出して買ったのに意外と活躍しなくて後悔、ということもありません。使うかどうかわからない、どれくらいの期間使うかわからない、という場合は、まずはレンタルで試してみるのもよいでしょう。

購入する? レンタルする? ベビー用品選びのポイント

ベビーカー

 赤ちゃんとのお出かけには便利なアイテムですが、どんなタイプが適しているかは赤ちゃんの好みや家庭の生活スタイルによっても異なります。赤ちゃんが嫌がってまったく使わなかった、デザイン重視で選んだら大きすぎてバスや電車での移動が大変だった、といった失敗談も。いつ・どんなときに使うのかを整理しておいて、本当に必要な時期に、実際に試してから購入しましょう。

近年人気の大型タイプの場合、まずはレンタルで使い勝手を試してみてもいいでしょう

ベビーベッド

 買わなくてもよかったかな、という声をよく聞くのがベビーベッド。添い寝をしないと寝てくれない、という子もいれば、最初から1人でベビーベッドに寝てくれたので、2歳頃までしっかり使った! という場合も。まずはレンタルで試してみてもいいでしょう。

大人のベッド横に、ほぼフラットに置けるタイプのものも

ハイローチェア・バウンサーなど

 どちらも日中、赤ちゃんをあやすときに活躍するアイテム。便利な機能がついた大型なものからコンパクトなものまでさまざまです。赤ちゃんが使用感を気に入ってくれれば非常に重宝しますが、嫌がってまったく使えないということも。電動スイングがついたものなどは比較的高価で場所もとるため、レンタルを活用してもいいでしょう。

ハイローチェア


バウンサー

チャイルドシート

 車を所有しているなら絶対に必要なチャイルドシート。6歳未満までは法律で装着が義務づけられています。長期間使用しますし、生後すぐから3~4歳頃まで使える乳幼児兼用タイプもあるため、日常的に車を使用する人の場合は、購入するケースが多いアイテムです。選ぶ際は安全性や機能性はもちろん、所有する車に適合するかどうかを、事前にチェックしましょう。

規定の体重になるまでは後ろ向き装着が基本

ベビーバス レンタルが◎

 衛生面から生後1ヵ月間は必要ですが、それ以降は大人と同じお風呂に入れることが多いため、最初の1ヵ月しか使わなかったという声が多いアイテム。ただ首が座っていない赤ちゃんと一緒に入浴するのは大変なので、中には3ヵ月くらいまで使ったという人や、日中汗を流すために、またうんちなどで汚れてしまったときにお尻を洗うのに活躍した! というケースも。まずはレンタルで使用感を確かめるとよいでしょう。

収納に便利な空気で膨らますタイプも人気

☆月刊誌『灯台』2013年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載