デジカメで子どもをかわいく撮るコツ

「年賀状を作る」「イベントの思い出を残す」などの理由で写真を撮る機会が増えるこれからの季節。そこで、子どものベストショットを撮るために知っておきたい誰でもできる〝コツ〟を紹介します。

デジカメでベストショットを!

 デジタルカメラやカメラ機能が付いた携帯電話の普及に伴い、カメラはとても身近なものになりました。最近では、毎日写真を撮る人も増えています。月に1度や年に1度など、日にちや曜日を決めて同じ場所で撮ることで、子どもの成長記録を残している人もいます。
 でも、常に動き回る子どもを撮るのは難しいもの。目をつむってしまった、いつも似たような構図になってしまう、などの悩みも多いはず。そこで子どものとっておきの一枚を撮るために知っておきたい、誰でもできる〝コツ〟をまとめました。ぜひマスターして、ベストショットを狙ってください!

これだけは押さえておきたいデジカメ写真5つのコツ


1:中央に人物をおかない
 写真の中央に被写体をおく構図は、安定感があって好まれますが、平凡になりがち。構図をいろいろ工夫して子どもの魅力を引き出しましょう。
[構図の工夫]
・2分割にして子どもを左右どちらかに寄せ、背景もきちんと撮る。
・3分割にして、子どもの目線の先があくように子どもを端に寄せて撮る。※物語性が出ます。

【2分割にして…】

【3分割にして…】

2:連続して何度も撮ろう&カメラ目線にこだわらない
 一瞬一瞬で変わる人の表情や動き回る子どもをとらえるときは、たくさん撮った中にベストショットがあるもの。連続して何度も撮りましょう。連写モードがあれば利用しましょう。
 また、カメラ目線にもこだわらないことです。子どもが夢中になっておもちゃで遊んでいる姿や、動物園で動物をじーっと見ている姿などは、カメラのほうを向かなくてもその子らしさを表現できます。

3:背景にも気を配ろう
 背景に余計なものが写りこまないよう注意しましょう。特に家の中で撮る場合は、洗濯物や雑誌、新聞などの雑多なものは片づけて。 
 外で撮る場合も、テーマに関係のない看板などが入らない角度を探しましょう。それだけですっきりした仕上がりになります。

4:光の種類によって印象が変わる
 子どもの優しい表情を撮りたい場合は、直射日光よりも外なら木陰、家の中ならレースのカーテン越しのやわらかな自然光のもとで撮るといいでしょう。
 また昼間でも逆光のときには、ストロボを使うことで顔を明るく撮ることもできます。

5:同じ日にち・曜日・場所で撮る成長記録写真
 同じ場所で、月に1回、あるいは年に1回同じ日に写真を撮ると、子どもの成長が一目でわかります。成長記録としておすすめです。

☆月刊誌『灯台』2012年12月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載