子どもの「イヤイヤ期」を上手に乗りきろう!

子どもの「イヤ!」や「自分でやる!」という言葉の裏にはどんな意味が潜んでいるのでしょうか。親にとっても少々大変なこの時期、上手に乗りきるためのポイントを紹介します。

「イヤイヤ期」は自立のための大切な一歩

 2歳前後の子どもには、反抗や自己主張が激しくなる、「イヤイヤ期」が見られることが少なくありません。ママの負担が大きい時期ですが、実はイヤイヤ期には、子どもの成長に必要なたくさんの要素が詰まっています。
 生まれてから1歳頃までの間は、母子は一心同体の状態でしたが、だんだんと「自分とママは違う人」という、自我の意識が芽生えてきます。そのため、言われたことに対して「イヤ」という反抗心が出てきたり、「自分を認めてほしい」という思いから「自分でやる!」という主張が出てきたりするのです。子どもは、主張しながら、自分の気持ちをコントロールする訓練をし、自制心を身につけていきます。
 イヤイヤ期を子どもが大きく成長できる時期ととらえて、子どもの思いをうまく受け止めながら、成長の過程を見守っていきましょう。

イヤイヤ期にやってはいけない2つの行動

一見正反対な2つの行動。よくやってしまいがちですが、事態の改善には結びつかないので、どちらも避けたほうが賢明です。

何でも言うことを聞いてしまう
子どもの言葉に耳を傾けることは大事ですが、おもちゃやお菓子を欲しがるだけ与えるのはNG。子どもはわがままを言えば希望が通ると思ってしまいます。

◆とにかく頭ごなしに怒る
子どもは、自分のことを認めてもらえない不満から、よけいに不安定になってしまいます。〝イヤイヤ〟が激化してしまうこともあります。

 【イヤイヤ期を乗りきるためには?】 

イヤイヤ期を親子ともにストレスなく過ごしていくためのポイントをまとめました。

●まず受け入れる

「着替えるのイヤ!」などと言われたときには、まず「イヤなんだね」と受け入れ、子どもに安心感を与えることが大切です。その後、「でも○○だから××しようね」と理由を説明するようにしましょう。

●スキンシップを図る

子どもが反抗や主張をしているときは、ギュッと抱きしめたり、頭や背中をなでたりしましょう。体を触られることで落ち着くことができ、こちらの言葉にも耳を傾けるようになります。

●予定を知らせておく

「ご飯を食べたら、トイレに行って、お外に行こうね」など、おおよその予定を子どもに伝えておくと、子どもも先の見通しが立ち、安心して行動できるため、〝イヤイヤ〟が減ることも。

●選択制にする

「靴を履きなさい」と言っても聞かないときは、「赤い靴と青い靴、どっちにする?」など、選択制にしてみましょう。子どもは〝自分で選んだ〟という満足感が得られ、自ら行動するようになります。 

●手を出さずに見守る

自分でやろうとしているときは、無理そうなことでも挑戦させます。「できない!」と怒り出したら「じゃあ、少しお手伝い」と言って手助けしたり、最後の仕上げだけやらせたりして達成感を与えましょう。できたら思いきりほめることも大切です。

★イヤイヤ期は日本だけではない!? 

日本には「魔の2歳児」なんて言葉もありますが、英語にも〝テリブルトゥー(恐るべき2歳)〟、韓国語にも〝ミウンセサル(小憎らしい3歳)〟という言葉があるようです。韓国は数え年なので3歳は満2歳にあたります。この時期の子どもに手を焼くのは、日本に限られたことではないようですね。「そういう時期」と割り切り、おおらかに構えましょう。

☆月刊誌『灯台』2014年9月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載