家族で夢中に♪ビー玉コロコロコースで遊ぼう!

ビー玉を転がして楽しむ、ビー玉コロコロコース。いろいろなコースをつくって、遊んでみませんか?どんな動きがよいのかを子どもと話し合いながらつくれば、親子の絆を深める大切なひとときを過ごせますね。さまざまなアイデアを紹介しますので、参考にしてください。

さまざまな工夫を凝らしながら
オリジナルのコースづくりにチャレンジしよう!

 いろいろな仕掛けをつくり、そこにビー玉を転がして動きを楽しむ「ビー玉コロコロコース」。今回は、工作用紙などの身近な材料を使ってつくれるコースのアイデアを紹介します。スピード感のあるビー玉の動きは、子どもだけではなく、大人も夢中に! 複数のビー玉を使えば、より迫力のある動きが楽しめます。
 しかし、ビー玉の動きと仕掛けを連動させるのは、そう簡単にはいかない作業です。だからこそ、失敗して、調整して、また試すという作業を繰り返し、成功したときの喜びは格別なもの。何度も試しながら、コツを?みましょう。慣れてくれば、複雑なコースもつくれるようになってきます。
 また、転がすだけではなく、自分でコースをつくってみたいという子もいるかもしれません。そんな子どもたちのために、子ども主体でつくれる手軽なコースも掲載していますので参考にしてください。
 単純だけど、奥が深いのがビー玉コロコロコースの魅力。紹介したこと以外にも、まだまだ工夫の余地がありそうです。次の休日は、家族みんなで、ビー玉コロコロコースづくりにチャレンジしてみませんか?

子どももつくれる!ラクラクコース

 積み木や食品トレー、ラップの芯など、身近なものを使ったコースです。設置が簡単なので、3~4歳ぐらいから、子ども自身がコースをつくることも可能。子どもの発想を大切にしながら、コースづくりを楽しんでみてください。

●必要なもの
脚を折りたためるテーブル(または、大きめのダンボール板など)、はさみ、マスキングテープ、両面テープ、積み木、工作用紙(2cm幅に細長く切っておく)、食品トレー、ラップの芯など

①脚を折りたためるテーブルの脚を片側だけ折りたたみ、傾斜をつくります(ダンボール板の場合、片側に雑誌などを重ねて敷き、傾斜をつくります)。

②下のイラストを参考に、積み木や工作用紙をマスキングテープと両面テープで留めて、コースをつくりましょう。

※両面テープをテーブルや壁、積み木などに直接貼るとはがれないことがあるので、マスキングテープを貼った上に両面テープを貼るようにしましょう。

※曲線があると、動きがおもしろくなります。2cm幅の工作用紙をマスキングテープでテーブルに固定して、コースに設置してみましょう。

ワンポイント!

「こっちにビー玉を転がしたいときには、どこに仕掛けを置いたらよいかな?」などと、子どもと相談しながらコースづくりをしてみましょう。また、このコースは、ピンポン玉などで遊ぶことも可能です。

落とし穴に注意!コロコロ迷路

 箱のなかを、割り箸で区切った迷路コース。一度、マスキングテープで割り箸を仮留めして、ビー玉がうまく通るか確認してから接着しましょう。

●必要なもの
菓子折りなどの空き箱(20cm×30cm以上のもの、ふたは使用しない)、割り箸、カッター、カッターマット、マスキングテープ、鉛筆、フェルトペン、接着剤

①割り箸を割り、カッターでいろいろな長さに切って空き箱のなかに並べ、迷路をつくります。マスキングテープで仮留めしてからビー玉を転がして、通るかどうかを確かめてみましょう。

②割り箸を貼る位置を決めたら、その位置に鉛筆で印をつけて、一度割り箸をはずしておきます。

③箱の底に数ヵ所、落とし穴を切り抜きます。
※落とし穴のサイズは、ビー玉が完全には落ちないサイズにします。ビー玉に合わせて調整してください。

④スタートやゴールを描いたり、ビー玉を転がすコースをフェルトペンで色分けして描いたりしましょう。

⑤①の仮留めで決めた位置に、割り箸を接着剤で貼り付けます。

部屋をめいっぱい使おう! 壁を使ったロングコース

壁をめいっぱい利用して、スピード感や動きを楽しみましょう。目盛りのある工作用紙を使うと、レールづくりも簡単です。

●必要なもの
工作用紙、画用紙、マスキングテープ、両面テープ、カッター、カッターマット、定規、はさみ、ゴールに使う箱

<レールの基本型>
●直線
工作用紙を4cm幅に細長く切り、短辺の両端1cmを折り曲げて、レールをつくります。折り目にカッターで軽く筋目を入れておくと、きれいに折り曲げられます。

●トンネル
画用紙を10cm×7cm程度に切り、イラストのように、レールに両面テープで貼り付けます。レールの補強にもなります。

<レールの壁への設置方法>
壁の設置したい部分にマスキングテープを貼り、その上から、両面テープでレールを貼り付けます。レールの角度が急すぎると、ビー玉が跳ねて飛び出てしまうので注意。

<レールのバリエーション>
●直角レール
角のレールは、2つのレールの重なる部分を切り取って、両面テープで貼り合わせます。

●ロングレール
レールを重ねて両面テープで貼り合わせます。

●U字レール
レールに数ヵ所、均等にはさみで切り込みを入れて折り曲げます。スピード感と動きのおもしろさがアップ。

●ゴール
ゴールには、箱を設置してビー玉を受け止めましょう。ゴールと書いた、旗などを用意しても楽しいですね。

ワンポイント!

ビー玉は基本的に、高いところから低いところへと転がるので、上のレールから下のレールにジャンプさせる仕掛けなども可能です。イラストを参考に、ビー玉がレールからはずれないよう、角度や距離などを工夫してみましょう。

注意!

※ビー玉は、子どもが誤飲しやすいサイズです。子どもが、「ビー玉は、口に入れてはいけないもの」ということを理解できるようになってから遊ぶようにしましょう。また、遊んでいるとき、遊んだあとの管理にも十分に注意をしてください。

☆月刊誌『灯台』2018年12月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載