楽しみながら記憶力や集中力をアップ! 手作りパズルで遊ぼう

子どもから大人まで年齢を問わず楽しめるパズル遊び。頭で考えながら指先を動かすので脳にも良い刺激を与えると言われています。親子で楽しく遊びましょう。

脳をフル回転!楽しく遊べて脳トレにも最適

 パズル遊びは一見単純な作業に見えますが、でき上がりをイメージしながらパズルを完成させていく過程で、想像力や集中力など子どもの成長に必要なさまざまな力が育まれます。
 今回紹介するのは、手作りパズル遊び。子どもの年齢に合わせて難易度を変えられるのが魅力です。下の「楽しむコツ」を参考に親子で楽しく遊びましょう。


◆論理的思考力(失敗をふまえて次を考える)

◆想像力(完成した全体像をイメージする)

◆集中力・忍耐力(集中して最後までやり遂げる)

◆識別力・記憶力(色や形を見分けて認識する)

◆直感力・ひらめき力(直感的に関係性を結びつける)

◆知覚統合力(目で得た情報を頭の中でまとめあげる)

親子でパズル遊びを楽しむコツ

●子どもの主体性を大切に
子どものやりたい気持ちを大切に、できるだけ1人でやらせます。上手にできない場合は、親が〝少しだけ〟手本を見せて、うまく正解へと導いてあげましょう。1人で完成できたという達成感で自立心も芽生えます。

●たくさんほめてやる気アップ!
もし子どもが間違えても、「ここ、違うね」などと否定の言葉は使わないように注意。自尊心が傷つけられ、パズルが嫌いになってしまうことも。1つでもピースが繋げられたら「上手にできたね!」とほめてあげましょう。

【難易度自在!手作りパズルのアイデア】 

◆自由に破って! ビリビリパズル 

〈材料〉
大きな写真や絵が印刷された紙
※カレンダーなど、裏面が白い紙を選びましょう。

〈遊び方〉
紙を自由に破き、バラバラに置いたら、それらを繋ぎ合わせて元の形に戻しましょう。指先を使って破く動作も脳への良い刺激に!

〈ポイント〉
細かく破けば、難易度もぐっとアップ! 


 
◆何度も楽しい! 立体パズル
 
〈材料〉
・牛乳パック4個 ・はさみ ・ビニールテープ
・紙 ・クレヨンやペンなど ・両面テープ ・カッター

〈作り方〉
①牛乳パックの底の部分を図Aのようにはさみで切り取り、ビニールテープでとめて正
立方体を4つ作る。

②図Bのように正立方体を4つ並べ、その1面の大きさに紙をカットし、子どもに自由に絵を描かせる(計6枚作る)。

③並べた正立方体に図Cのように両面テープを貼り、②の紙を貼り付けたらカッターで4つに切る。

④次に、まだ絵を貼っていない面を4つ並べて、③の工程を行なう。残りの面も同様に貼り、6面すべて完成させる。

〈遊び方〉
絵柄は全部で6つ。正立方体を組み合わせて、立体パズルを6パターン完成させましょう。

〈ポイント〉
正立方体の数を倍にすると難易度がアップ!

☆月刊誌『灯台』2015年7月号「ヤング・ミセス・プラザ」より転載